2022年12月06日
今夜がヤマのオオカマキリ
オオカマキリが最期を迎えそうです。触角に触れても反応がありません。
2日前はまだ自力で立ち上がっていましたが、今は立ち上がることができません。
この時からすでに食欲がなく、口元に食べ物をつけてもかすかに舐めるだけでした。
口元に水で湿らせた綿棒をつけて、水を飲ませることを試みました。
最初は口器も動きませんでしたが、時間をおいて何度も試みていると4~5回目ごろから口器が動き始めました。やがてカマの開閉が少しありました。
後ろ脚には力が入らず、中脚は折りたたまったままの状態になり、関節がすでに硬化しています。
この個体は保護時から翅がギザギザに裂けており、翅の付け根付近から体液が漏れた形跡がありました。結果、翅をきちんと閉じることができず、動くたびにさらに少しずつ翅が裂けていきました。それでも自力ですばやく獲物を捕獲できるほど元気になり、食欲も旺盛でした。
産卵も2度あり、2個の卵鞘を暖房の無い車庫に保管しています。
現在は自らカマを少し動かして、体を支えている状態。一時的に温めのカイロの上で休ませながら、時々水を飲ませています。
恐らくこれ以上の回復はなく、今夜がヤマになりそうです。
2022年11月26日
オオカマキリの卵鞘を管理
2022年11月25日
オオカマキリが2度目の産卵中
2022年11月13日
ハナアブを食べるオオカマキリ
2022年10月27日
オオカマキリの人工餌の考察
オオカマキリは肉食昆虫なので、自然界では主に昆虫を捕食しています。飼育環境での食料提供手段としては、だいたい次の3つになると思います。
1.自然界から昆虫を捕獲してあげる
2.生餌としての昆虫を養殖してあげる
3.人工餌(代替餌)をあげる
1.は昆虫の捕獲を飼い主が一生懸命やらなければなりません。また、寒くなってくると昆虫の姿も消えます。
ここらの地域ではすでにトンボは姿を消しているので、秋の花に集まるハナアブを捕獲してあげています。
2.は以前ヨーロッパイエコオロギを飼育して生餌としてあげたことはありますが、今は行っていません。
3.は前にここで書いた通り、マグロ・鶏ササミ肉・かまぼこ・乾燥小魚・乾燥エビなどを用意してあげています。
人工餌については、乾燥エビを好みますがマグロも同じくらい好みます。他のものはあまり食べません。前に飼ったオオカマキリはなんでも好き嫌いなく食べたのですが、今飼育中の個体は人工餌の中では乾燥エビとマグロしか食べません。
嗜好の個体差もあると思いますが、今の個体はまだ野生をかなり残していて一定の警戒も常にしています。
そのため、生餌をケース内に入れるとすぐに飛びついて確実に捕えて食べます。
これは乾燥エビを食べているオオカマキリ。
乾燥エビは水で柔らかくしてからあげています。
すごくよく食べますが、頭部は必ず残します。残すというよりは中身だけ食べて殻は食べないといった状況。
これも残した部分になりますが、同様に中身は食べており殻を捨てた状況。
生餌の昆虫の場合は殻(外骨格)もかみ砕いて普通に食べるのに乾燥エビの場合になぜ残すのか初めは不思議に思っていましたが、恐らく食感の違いだと思います。
生餌の昆虫の外骨格はパリパリしていますが、水に浸した乾燥エビの殻は一定の弾力性を保っており、ゴムのような布のような剛性があります。なので、カマキリも何回か噛んで噛み切れなくて中身だけ食べて捨ててしまっているのかもしれません。
こんな感じなので実際に食べる量は見た目よりも少ないはずであり、乾燥エビをあげるときの量は4匹ぐらいにしています。
マグロも乾燥エビと同様によく食べますが、大きく違うところは食いつく前の反応。乾燥エビを目の前に提示すると生餌を提示された時と同じようにビクッとにらみ、カマを引っ込めて捕獲態勢に入ります。マグロではこの反応はありません。
この違いについて考えられるのは、においもあると思いますがそれよりも黒い2点の目玉です。オオカマキリはこの目玉に反応しているような気がします。また、全体の容姿も関係があるような気がします。
乾燥エビはにおいや容姿が昆虫と似ており、そこに生命体としての黒い2点が決め手になっているのかもしれません。
もっと距離を縮めたいので、時々人間界のテレビを見せています。カマキリもじっと見ていますw
1.自然界から昆虫を捕獲してあげる
2.生餌としての昆虫を養殖してあげる
3.人工餌(代替餌)をあげる
1.は昆虫の捕獲を飼い主が一生懸命やらなければなりません。また、寒くなってくると昆虫の姿も消えます。
ここらの地域ではすでにトンボは姿を消しているので、秋の花に集まるハナアブを捕獲してあげています。
2.は以前ヨーロッパイエコオロギを飼育して生餌としてあげたことはありますが、今は行っていません。
3.は前にここで書いた通り、マグロ・鶏ササミ肉・かまぼこ・乾燥小魚・乾燥エビなどを用意してあげています。
人工餌については、乾燥エビを好みますがマグロも同じくらい好みます。他のものはあまり食べません。前に飼ったオオカマキリはなんでも好き嫌いなく食べたのですが、今飼育中の個体は人工餌の中では乾燥エビとマグロしか食べません。
嗜好の個体差もあると思いますが、今の個体はまだ野生をかなり残していて一定の警戒も常にしています。
そのため、生餌をケース内に入れるとすぐに飛びついて確実に捕えて食べます。
これは乾燥エビを食べているオオカマキリ。
乾燥エビは水で柔らかくしてからあげています。
すごくよく食べますが、頭部は必ず残します。残すというよりは中身だけ食べて殻は食べないといった状況。
これも残した部分になりますが、同様に中身は食べており殻を捨てた状況。
生餌の昆虫の場合は殻(外骨格)もかみ砕いて普通に食べるのに乾燥エビの場合になぜ残すのか初めは不思議に思っていましたが、恐らく食感の違いだと思います。
生餌の昆虫の外骨格はパリパリしていますが、水に浸した乾燥エビの殻は一定の弾力性を保っており、ゴムのような布のような剛性があります。なので、カマキリも何回か噛んで噛み切れなくて中身だけ食べて捨ててしまっているのかもしれません。
こんな感じなので実際に食べる量は見た目よりも少ないはずであり、乾燥エビをあげるときの量は4匹ぐらいにしています。
マグロも乾燥エビと同様によく食べますが、大きく違うところは食いつく前の反応。乾燥エビを目の前に提示すると生餌を提示された時と同じようにビクッとにらみ、カマを引っ込めて捕獲態勢に入ります。マグロではこの反応はありません。
この違いについて考えられるのは、においもあると思いますがそれよりも黒い2点の目玉です。オオカマキリはこの目玉に反応しているような気がします。また、全体の容姿も関係があるような気がします。
乾燥エビはにおいや容姿が昆虫と似ており、そこに生命体としての黒い2点が決め手になっているのかもしれません。
もっと距離を縮めたいので、時々人間界のテレビを見せています。カマキリもじっと見ていますw
2022年10月24日
オオカマキリの卵鞘を管理
2022年10月23日
オオカマキリが産卵
今日は鉢の水洗いとか車庫内の掃除とかいろいろやっていたのですが、部屋に戻ってオオカマキリにハエをあげようとしたら産卵してました。
ほぼ終盤に差し掛かっており、卵鞘がほぼできあがっています。
産卵中なので、ケース越しから静かに撮影。
最近はおなかがパンパンの状態でしたが、ここにきて産卵を迎えました。
カマキリは交尾をしていなくても産卵するので、前に飼っていたオオカマキリの卵鞘は孵化することはありませんでした。
この個体が保護前に自然界で交尾をしていれば孵化の可能性が出てきますが、交尾をしていない場合は孵化しない卵鞘ということになります。
卵鞘は孵化前提で来年の夏まで管理しますが、結果がわかるのは来年の夏になります。
ちなみにカマキリの産卵は大変な体力を要する行為なので、産卵後は寿命が縮まります。