2020年10月26日
保護中のナミアゲハ幼虫がサナギになった
保護していたナミアゲハの幼虫ですが、無事にサナギになった次第。ただ、ふたの裏ですw
つるつる面なので緑色。幼虫時代の皮も落ちています。
片方しか亀裂が入らなかったようですが、蛹化には成功した次第。
広範囲に糸を貼っているので、蛹化前の幼虫は羽化したあとの足場のことまで考えているのかもしれません。
これからはふたを開ける時はゆっくり慎重に行わなければなりません。
2020年10月24日
要観察状態のナミアゲハのサナギ
ここで前蛹になっていた幼虫はサナギになったのですが、幼虫時代の体の模様が妙に残っていて変です。からだを吊っている右半分と翅の部分はいいのですが、左のほうがおかしいです。
皮を脱ぐときに、吊っている糸に皮が引っかかってそれ以降が脱げなかったようにも見えます。
日数経過のようす。幼虫時代の模様が残っており、もしそれが皮の模様だとすれば皮を脱げていないことになります。
ただ、気門ははっきりと見えており、何かが覆っているようには見えません。皮は脱げているのでしょうか。
いずれにしろ、このサナギは要観察。というより、場所を移動させなければならない状態でもあるので、そのうち保護するかもしれません。
2020年10月23日
またナミアゲハ幼虫の前蛹を発見
2020年10月21日
ナミアゲハ幼虫を保護
1匹の幼虫がまた甘夏の木を降り、鉢の縁を何周も歩き回ってました。
このあとさらに鉢を降り、サナギになる場所を求めて旅立っていくことでしょう。
少ししてあたりを探してみたら・・・
なんと!シャッターにいました。今まで確認できていた幼虫は北の方角に旅立っていきましたが、この幼虫は南の方角に向かったようです。
シャッター幼虫はすでに糸を網のように貼り付けており、ここでサナギになると決めたようです。
もうすぐこの幼虫は前蛹になり、そうなると超デリケート状態になるので手をつけられなくなります。かと言ってサナギになるまで待っていると、数日間はシャッターの開閉ができなくなり、仕事ができません。
そんなわけで、移動させられるのは今しかないということもあり、この幼虫を保護した次第。
保護中の「スズメガらしきサナギ」の羽化用飼育ケースに入っていただきました。ここなら、全面が足場になるので安定した蛹化ができると思います。
いやはや、ついにナミアゲハまで初夏まで管理することになった次第。
2020年10月18日
蛹化場所を決めたナミアゲハ幼虫
昨日ナミアゲハ幼虫の旅立ちをここで書きましたが、今日探してみたらコンクリートブロックの天面で前蛹になっていました。ここでサナギになるようです。
場所は前に写真を撮ったところから50cmほどのところなので、あまり歩き回らないで決めたようです。
数日でサナギになるものと思われます。6本の脚の近くにある黒縁白丸の模様ですが、中の白い部分がずれていたり見えなくなっているのがわかります。体の中ではすでに蛹化が進行中です。
これは、同じ個体が前蛹になる前に撮ったものを同じ角度にしたもの。ちゃんと黒縁白丸の模様があります。
さて、問題はここから。このコンクリートブロックは、毎年冬には車庫の中に入れているブロック。このような状況なので外に置きっぱなしでもいいのですが、雪に埋もれてしまうのでちょっとまずい状況。そうかといってこの角度を維持しながら外の高い位置に置くのも雪かきの時に危険です。
車庫の中に入れてもブロックを覆うような大きな囲いが無いので、羽化した際に車庫内のどこかの隙間にはまってしまって死んでしまう可能性もあります。
そんなわけで、無事にサナギになったらサナギだけを取り外し、紙筒を用いた人工羽化ポケットを作って保護するかもしれません。
いやはや、なんでこんなところにしちゃったのかまいった。言うまでも無く、前蛹の状態のときは触るのは厳禁なので、サナギになるのを待つしかありません。とりあえず、まずは蛹化に成功してほしい次第。
2020年10月17日
ナミアゲハ幼虫の旅立ち
16:40、また1匹の幼虫がサナギになる場所を求めて旅立っていきます。右2つが幼虫時代にいた甘夏の木。
方角は、今まで発見していたサナギのいる方向と同じ北。気温は13℃。
時折止まって上半身を左右に振り、周辺の状況を把握しているようです。今まで見守っていた人間が今すぐそばにいることも把握していてくれればうれしい次第。
卒業していく生徒を受け持つ担任の先生の気持ちって、こんなかんじなんだろうなあ。
ここで確保して蛹化や羽化を観察することもできないわけでもないのですが、本来の自然の厳しさと個体の意思を尊重してこのままにしたいと思う次第。
来年の初夏、無事に羽化できることをただただ祈る秋の夕暮れなのでありました。
2020年10月13日
2020年10月05日
現在のナミアゲハのようす
2本の甘夏の木には、現在4匹の終齢幼虫がいます。
そして2~4齢の幼虫が14匹。
サナギは、甘夏の木に1匹、3m離れた石の裏に1匹、3m離れた外壁の下に1匹。
外壁の下のサナギは、ここの一番下の幼虫がサナギになったもの。
今までの幼虫の大きさや成長具合から見ると、少なくとも時期の違う4回の産卵があったことになり、現在最も小さい幼虫は1cmぐらいの2齢幼虫。初期の幼虫はみんなサナギになるために旅立ち済みですが、1匹だけが甘夏の木でサナギになった状況。
来年の野原風花壇やブルーフラワー花壇は、バタフライガーデンをちょっと意識した作り方をするかもしれません。
2020年10月01日
ホースリールで蛹化か!?
昨日の時点で旅立ち前の終齢幼虫の数は2匹でしたが、今日見たら1匹しかいませんでした。さらに、前蛹になる前にする水っぽいフンが鉢についているのを発見。完全未消化でかなり新しいです。
これはまだ近くを歩いているはずだということで探してみたら・・・
ユスラウメの木の根元に置いてあるホースリールにいました。甘夏の木から3mほどの距離です。
ここから動こうとしません。じっとしています。
よく見たら、すでに足場になる糸を張っていました。ここでサナギになる決心なのでしょうか。
ホースリールはまだまだ頻繁に動かしますし、春先は毎日のようにホースの巻き取り振動があります。もしこのままここで前蛹になってサナギになったら、剥離落下などの事故が発生する確率が高いです。ちょっと様子をみます。
さらに新たな発見がありました。白い石の裏です。
サナギを発見。ナミアゲハのサナギです。風や雪を避けるには絶好の場所であり、観察もしやすい場所です。このサナギはこのまま羽化まで見守りたいと思う次第。
そこらでサナギになった個体がまだまだいるはずですが、かなり探しましたが見つかりません。それだけ安全な場所でサナギになったということで安心しているわけです。
■追記
翌日、どうなったか見に行ったところ、幼虫の姿はありませんでした。やはり、ホース巻き取りの振動が気になって移動したようです。
さて、どこに行ったかと探したところ・・・
いました。もといたところから水平距離30cm、移動距離60cmのところです。建物の基礎と外壁部材の境目の雨をしのげる位置になります。
この位置でサナギになるのなら大丈夫そうなので、このまま放置することにします。