2020年11月19日

ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

4匹のサナギを移動させなければならない状況であることを前に書きましたが、羽化キットを制作して移動させた次第。


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

各部の角度や高さなどは昆虫工学に基づいていますw


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

火であぶって反らせた竹ひごを軸にして、天網を反らせています。反らせる理由は特にないですが、翅を伸ばす時に好きな角度のところで伸ばせるように選択肢をあげた次第。


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

サナギは、糸のじゅうたんごと全面をはがし、そのまま割り箸に貼りつけました。体を支える糸もそのままです。


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

こっちもそのまま。


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

個体区分は画像の通り。息を吹きかけると4匹ともピコンピコン動きます。
割り箸についている黒い点々の汚れは、糸のじゅうたんをはがす際にいっしょにはがれた樹皮の一部。「3」はコンクリートブロックからはがしたので黒い点々がありません。
上に見えるつかまり棒はアイスの棒なのですが、表面をやすりでこすってざらざらに加工済み。このつかまり棒の設置高さは、それぞれのサナギの高さに合わせています。


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

羽化飼育ケースに収納。蛾のサナギと同居です。


ナミアゲハまとめ~サナギ保護組

ふたについている4匹のサナギとも同居。
これでようやくナミアゲハについてのあれこれは終わり。あとは来年の羽化を待つだけです。
posted by ぁぃ♂ at 19:58| 岩手 ☀| Comment(2) | ナミアゲハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

ナミアゲハまとめ~サナギ保護予定組

ナミアゲハまとめ~サナギ保護予定組

ナミアゲハの状況のまとめ。周辺あるいは育った甘夏の木でサナギになった個体ですが、放置も隔離もできないので飼育ケースに保護する予定。
1と2と4は甘夏の木の枝でサナギになった個体。甘夏の木ごと覆う大きなカゴも無く、そもそも甘夏の木は車庫の中に入れる予定なので、どっちにしろサナギを別の場所に移動させなければなりません。
3はコンクリートブロックの横でサナギになった個体。これも同様の理由で移動が必要。

移動方法の想定は以下の二つ。
1. 糸を切り、紙筒のサナギポケットに入れて割り箸に貼りつける。
2. 下地の糸膜ごと剥がし、糸を生かしたまま割り箸に貼りつける。

手っ取り早いのは1ですが、できれば2をやってみたい次第。2は難易度が高いですが、安定度も高いです。
数日以内に結論を出して実施する予定。
posted by ぁぃ♂ at 21:29| 岩手 ☀| Comment(0) | ナミアゲハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月15日

ナミアゲハまとめ~自然放置組

ナミアゲハまとめ~自然放置組

ナミアゲハの状況のまとめ。幼虫は四方八方に旅立ちましたが、そのうち3匹だけは発見済み。
1はユスラウメの木の下の石の裏でサナギになった個体。2は外壁の下部、3は野原風花壇のマサキの木。
いずれも外なのでこのまま放置。羽化の確認は抜け殻でしかできませんが、抜け殻を見てほっとする日が訪れればいいなと思っている次第。

それにしてもあれだけの数の幼虫が旅立ってサナギを遠隔地で3匹しか発見できないということは、よっぽど絶妙な場所でサナギになっているということです。いちおうくまなく探しましたが、この3匹しか見つかりませんでした。
posted by ぁぃ♂ at 10:42| 岩手 ☀| Comment(0) | ナミアゲハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月14日

ナミアゲハまとめ~幼虫保護組

ナミアゲハまとめ~幼虫保護組

ナミアゲハの状況のまとめ。これまでにやむなく保護した幼虫は4匹ですが、大型飼育ケースの中ですべてサナギになりました。


ナミアゲハまとめ~幼虫保護組

飼育ケースのふたの裏側でサナギになっています。設置状態ではふたは垂直ではなく、覆いかぶさるような角度なのでその角度を好んだと思われます。つるつる面なので定説通り緑色のサナギになりました。個体識別のため、番号をふっています。


ナミアゲハまとめ~幼虫保護組

1と2はシャッターの垂直面でサナギになろうとしていた個体。シャッター開閉が不可能になるので保護。
3はポストの投入口付近でサナギになろうとしていた個体。郵便屋さんが怖がるかもしれないので保護。
4は甘夏の鉢の縁を半日以上ぐるぐる回っていた個体。体力の消耗が心配なので保護。

飼育ケースは例のごとく車庫の中に設置。車庫の中は最も寒い真冬の時季で2~3℃ぐらい。外が氷点下10℃ぐらいでも中は氷点下になりません。
羽化は来年の晩春から初夏あたりになると思われますが、羽化の時期は有効積算温度が関係します。
純粋な空気の温度で考えれば車庫の中だと自然界より早く有効積算温度に達しそうですが、自然界にある直射日光が車庫の中だと間接光になるので、逆に遅くなる可能性もあります。
また、幼虫時代に寄生されているかもしれないことは否定できないので、羽化できない個体も出てくるかもしれません。そのあたりはよくあることなので、命の伝承としての現場を観察したいと思う次第。


ナミアゲハまとめ~幼虫保護組

ちなみに、前に保護した蛾のサナギと同居ですw
posted by ぁぃ♂ at 12:04| 岩手 ☁| Comment(0) | ナミアゲハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月08日

ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた

ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた

ナミアゲハの前蛹がサナギになる時に脱いだ幼虫時代の皮。縮まっている状態なので、水で濡らして伸ばしてみました。


ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた

どこがどこだかわかりませんが、とりあえず一定の長さがありました。


ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた

伸ばす前の正面図。


ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた

伸ばした後。特に学術的意味はありませんw
posted by ぁぃ♂ at 17:19| 岩手 🌁| Comment(0) | ナミアゲハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月08日

最後のナミアゲハ幼虫を緊急保護

最後のナミアゲハ幼虫を緊急保護

昨日「最後のナミアゲハ幼虫の旅立ち」を書きましたが、一晩経過してまだ旅立っていませんでした。恐らく鉢の縁を何周も歩き回っていたと思われます。体力もかなり使ったでしょうし、体の中の細胞もいつまでも待ってはくれないでしょう。
そんなわけで、この幼虫を緊急保護することにした次第。緊急保護としては4匹目になりますが、いやはやまいった。
posted by ぁぃ♂ at 09:19| 岩手 🌁| Comment(0) | ナミアゲハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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