2020年11月15日
ナミアゲハまとめ~自然放置組
ナミアゲハの状況のまとめ。幼虫は四方八方に旅立ちましたが、そのうち3匹だけは発見済み。
1はユスラウメの木の下の石の裏でサナギになった個体。2は外壁の下部、3は野原風花壇のマサキの木。
いずれも外なのでこのまま放置。羽化の確認は抜け殻でしかできませんが、抜け殻を見てほっとする日が訪れればいいなと思っている次第。
それにしてもあれだけの数の幼虫が旅立ってサナギを遠隔地で3匹しか発見できないということは、よっぽど絶妙な場所でサナギになっているということです。いちおうくまなく探しましたが、この3匹しか見つかりませんでした。
2020年11月14日
ナミアゲハまとめ~幼虫保護組
ナミアゲハの状況のまとめ。これまでにやむなく保護した幼虫は4匹ですが、大型飼育ケースの中ですべてサナギになりました。
飼育ケースのふたの裏側でサナギになっています。設置状態ではふたは垂直ではなく、覆いかぶさるような角度なのでその角度を好んだと思われます。つるつる面なので定説通り緑色のサナギになりました。個体識別のため、番号をふっています。
1と2はシャッターの垂直面でサナギになろうとしていた個体。シャッター開閉が不可能になるので保護。
3はポストの投入口付近でサナギになろうとしていた個体。郵便屋さんが怖がるかもしれないので保護。
4は甘夏の鉢の縁を半日以上ぐるぐる回っていた個体。体力の消耗が心配なので保護。
飼育ケースは例のごとく車庫の中に設置。車庫の中は最も寒い真冬の時季で2~3℃ぐらい。外が氷点下10℃ぐらいでも中は氷点下になりません。
羽化は来年の晩春から初夏あたりになると思われますが、羽化の時期は有効積算温度が関係します。
純粋な空気の温度で考えれば車庫の中だと自然界より早く有効積算温度に達しそうですが、自然界にある直射日光が車庫の中だと間接光になるので、逆に遅くなる可能性もあります。
また、幼虫時代に寄生されているかもしれないことは否定できないので、羽化できない個体も出てくるかもしれません。そのあたりはよくあることなので、命の伝承としての現場を観察したいと思う次第。
ちなみに、前に保護した蛾のサナギと同居ですw
2020年11月08日
ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた
2020年11月08日
最後のナミアゲハ幼虫を緊急保護
昨日「最後のナミアゲハ幼虫の旅立ち」を書きましたが、一晩経過してまだ旅立っていませんでした。恐らく鉢の縁を何周も歩き回っていたと思われます。体力もかなり使ったでしょうし、体の中の細胞もいつまでも待ってはくれないでしょう。
そんなわけで、この幼虫を緊急保護することにした次第。緊急保護としては4匹目になりますが、いやはやまいった。
2020年11月07日
最後のナミアゲハ幼虫の旅立ち
3波の産卵を受け数十匹のナミアゲハの幼虫が育っていた甘夏の木ですが、本日最後の幼虫が育った木を降りてサナギになるために出発しようとしています。
来週からは最低気温が氷点下になる予報であり、冬が来る前に全員が旅立つことができてほっとした次第。
この幼虫たちはこれから極寒や寄生との戦いとなり、全員が成虫になれるとは限りません。しかし、それもまた自然。今まで同様、同じ割合で死に、同じ割合で寄生されるわけです。
自然の生態にはできるだけ手を入れたくないのですが、とりあえず食べ物は十分提供し、救援が必要な個体は救援しました。
サナギの引っ越しという最後の救援をこれから行いますが、それが終われば来年の初夏までただ待つのみ。羽化は8か月後です。
これはある日の幼虫の写真ですが、見納めになるので記念に掲載。
かわいかったなー(^O^)
2020年11月03日
ナミアゲハ幼虫を緊急確保
2020年11月03日
ナミアゲハの前蛹がサナギになった
ここで前蛹になっていたナミアゲハの幼虫ですが、昨日の時点でここまで色が変わっていました。
綺麗な緑色だった部分が茶色っぽくなっています。
そして本日無事にサナギになった次第。育った木を離れずにサナギになった個体はこれで2匹目です。
さらに、昨日に時点で同じ甘夏の木で動かなくなっていた幼虫が1匹いて気になっていたのですが・・・
今日見たら、サナギの体を支える糸の輪を作っていました。この個体もここでサナギになるようです。
育った木を離れてサナギになるという習性を破ってここでサナギになることは当初から想定外であり、正直驚いているのでありますが、毎日のように人間の気配を感じながら育った幼虫がここを羽化場所に選んだわけであり、少なくても人間を敵として見ていなかったというかどうせならこれからも管理を頼むよという無言の依頼を受けたような気もするわけです。
そんなわけで、少なくても確認できている範囲のサナギは保護あるいは救済していきたいと思うのであります。
2020年11月01日
2020年10月31日
前蛹になったナミアゲハの幼虫
ここで動画にも撮った幼虫ですが、枝から体を離して前蛹になっていました。明日あたりにはサナギになっていると思います。
今夜は2℃ぐらいまで下がる予報ですが、甘夏の木ではまだ5~6匹の終齢幼虫が葉を食べています。がんばって寒さをしのいでほしいものです。