2023年09月10日
まもなく羽化のエビガラスズメ
奥の3匹が急激に黒ずんできました。羽化に向かっていることは確実で、ここまで黒ずむと羽化もかなり近いものと思われます。
翅の筋模様まで見えています。複眼はほぼ黒です。
背中の筋模様もはっきり見えています。ここまでくると本当に羽化が近いです。
2023年09月01日
全数サナギのエビガラスズメ
2023年08月30日
ホウセンカでベニスズメの幼虫を発見
2023年08月29日
エビガラスズメのサナギを羽化部屋に移動
昨日できあがった羽化部屋の人工蛹室に、3匹のエビガラスズメのサナギを移しました。
受け皿にはまだ水は入れていません。
大きな幼虫はサナギになっても大きく、4cmぐらいあります。
エビガラスズメは成虫になったら花の蜜を吸って生きていきますが、このくるりと丸まった部分が口の長さなのではなく、この管の中を1往復して口が作られるので、この丸まった管の2倍の長さが実際の口の長さになります。かなり長い部類になります。
幼虫時代の体の組織がすべて溶かされ、成虫の脚や翅などそれぞれの部位担当の細胞がそれぞれの場所で増殖して体のパーツを作っていきます。
そんなことをしながらも呼吸をし、腹部をピコンピコン動かすのですから、サナギという状態は本当にため息レベルです。
サナギになるときに脱いだ幼虫時代の皮。でかい幼虫だったなあ (*^^*)
2023年08月28日
エビガラスズメの羽化部屋を作成
この特大飼育ケースではいろんな昆虫が羽化してきましたが、今までは内側にキッチンペーパーを貼っただけの簡易なものでした。
今回大型で飛翔力の強いスズメガの多数個体の羽化に直面することになり、今後のためもあるのでちゃんと作ってみた次第。
普通は足場でもある鉢底ネットを全面に貼りたいところですが、そうすると中がよく見えなくなってしまいます。飼育環境下での羽化は想定外の事故も発生する可能性があり、それを正確に観察して迅速に応急対処をする体制も必要です。
そのため、足場の鉢底ネットは必要十分量とし、他は観察領域としてわざと開けておきました。
現在8匹の幼虫及びサナギがいるので、全数無事にサナギになることを想定して8匹分の人工蛹室を用意。
今の時季にサナギになった個体は、年内に羽化するか越冬して来年に羽化するか微妙なところです。そのため、越冬も想定して水皿の中にスポンジを入れました。この皿に水を入れるとサナギの周りの湿度を上げることができます。
自然界では土の中に蛹室があるので、多少なりとも一定の湿度はあるはずです。少なくなる日もあると思いますが、雨や雪解け水でかなりしっとりする日もあるはずです。しかし、人工蛹室は冬の乾燥した空気の中で常時カラッカラになります。湿度が無いと生き延びることができないかどうかはわかりませんが、わからないので自然界を少しでも再現しておこうと思うのであります。
鉢底ネットを斜めに切ったり突起を避ける溝を作ったり、なんだかんだ時間がかかった羽化部屋作成なのでありました。
2023年08月27日
8匹のエビガラスズメの状況
まずは、8匹のエビガラスズメの状況を整理。
2匹:サナギ
1匹:まったく動かなくなって体長が5cmほどになった前蛹
4匹:えさを食べなくなって激しく動き回っており、前蛹になる直前の状態。
1匹:爆食状態の終齢幼虫
1匹目のサナギ。正常に蛹化しました。
2匹目のサナギも正常に蛹化。サナギは近いうちに羽化用の特大飼育ケースに移します。
1匹が前蛹になりました。ティッシュや葉を細かくちぎって蛹室を作りかけましたが、この状態でサナギになるようです。
他の5匹。右下の1匹は食欲旺盛状態の幼虫なので、葉もたくさん入れています。
その他の4匹はすでに全く食べずにティッシュをくいちぎっていたので、掃除をして葉を1枚だけ入れています。
ケース内を休みなく歩き回り、最後にはあきらめてティッシュを食いちぎって蛹室を作ります。数日以内には前蛹になると思います。
まだ食欲旺盛な1匹の幼虫。葉は7~8枚入れています。
幼虫の色は褐色だったり白っぽかったり緑色だったりしますが、これらはすべて個体差です。
サナギになった直後のサナギの色は緑色なので、皮膚の色は違っても体の中はみんな緑色です。
マルバアサガオの代替食として空心菜をあげていましたが、なんとかえさ切れという最悪の状況にはならなくてほっとしました。
産直の売り場の人は「空心菜は毎日のように並ぶよ」と言っていたので飼育を決断しましたが、天候や作る人の状況で並ばない時が来るのではとひやひやしてました。
事故が無い限りみんなサナギになりそうなので、そろそろ共同羽化室を用意したいと思う次第。持っている飼育ケースで一番大きいものを使う予定。明日あたりからいろいろ用意して製作にかかります。
2匹:サナギ
1匹:まったく動かなくなって体長が5cmほどになった前蛹
4匹:えさを食べなくなって激しく動き回っており、前蛹になる直前の状態。
1匹:爆食状態の終齢幼虫
1匹目のサナギ。正常に蛹化しました。
2匹目のサナギも正常に蛹化。サナギは近いうちに羽化用の特大飼育ケースに移します。
1匹が前蛹になりました。ティッシュや葉を細かくちぎって蛹室を作りかけましたが、この状態でサナギになるようです。
他の5匹。右下の1匹は食欲旺盛状態の幼虫なので、葉もたくさん入れています。
その他の4匹はすでに全く食べずにティッシュをくいちぎっていたので、掃除をして葉を1枚だけ入れています。
ケース内を休みなく歩き回り、最後にはあきらめてティッシュを食いちぎって蛹室を作ります。数日以内には前蛹になると思います。
まだ食欲旺盛な1匹の幼虫。葉は7~8枚入れています。
幼虫の色は褐色だったり白っぽかったり緑色だったりしますが、これらはすべて個体差です。
サナギになった直後のサナギの色は緑色なので、皮膚の色は違っても体の中はみんな緑色です。
マルバアサガオの代替食として空心菜をあげていましたが、なんとかえさ切れという最悪の状況にはならなくてほっとしました。
産直の売り場の人は「空心菜は毎日のように並ぶよ」と言っていたので飼育を決断しましたが、天候や作る人の状況で並ばない時が来るのではとひやひやしてました。
事故が無い限りみんなサナギになりそうなので、そろそろ共同羽化室を用意したいと思う次第。持っている飼育ケースで一番大きいものを使う予定。明日あたりからいろいろ用意して製作にかかります。
2023年08月27日
前蛹になったエビガラスズメの幼虫
2023年08月26日
8匹のエビガラスズメの幼虫を飼育中
8月20日にマルバアサガオにいたエビガラスズメの幼虫を一時保護していましたが、放すタイミングがずれこんでしまいました。
マルバアサガオも枯れる時季にさしかかっていたので、葉がどんどん無くなっていっている状況。ものすごい暴食状態の終齢幼虫をここに放しても1日で食べる葉が無くなりそうだったので、急きょ飼育することにしました。
飼育前に代替えさの空心菜が普通に売っていることを確認し、蛹化までの期間と個体数を考慮して飼育可能だと判断した次第。
現在空心菜をもりもり食べている幼虫は6匹。残る2匹はすでに前蛹になっていますが、そちらの方は追って書きたいと思います。
体長4cmだった緑色の幼虫も9cmほどに大きくなって急成長中。大きくなる時に脱皮して褐色になると思っていましたが、緑色のまま大きくなりました。緑色型の幼虫だったようです。
この幼虫もそうですが、ミニミニ飼育ケースの幅を超える空心菜の葉を1日に4~5枚以上食べます。
この勢いだと、仮にマルバアサガオの葉に放しても生存できなかったでしょう。
褐色型のほうも休みなく食べています。
2023年08月23日
エビガラスズメの幼虫(茶色)
2023年08月22日
エビガラスズメの幼虫(緑色)
一時保護中のエビガラスズメの幼虫を、せっかくなので記念撮影。体長はまだ5cmぐらい。
7~8cmぐらいになると緑色から茶色になり、頭部の緑色の線も黒くなります。
腹脚のしがみつく力はものすごく、引っ張っても離れません。
とにかく休みなしに食べます。
エビガラスズメといえば、前に本に掲載されたこともありました。