2024年05月30日
ミニトマト栽培の留意点
ベランダでのミニトマト栽培は毎年行っていますが、毎年のように繰り返し失敗していることが栄養分散の措置。失敗と言うか、何も考えずにやってきたのであります。具体的な現象は、主枝が太くなりすぎていたことです。特に第一花房が開花したころ、つまり移植後のポット内の根がプランターの土に回り始めて栄養分の吸収が活発になったころです。
原因と思われる点とそのわけは以下の通り。
・脇芽を即座にとっていた → 栄養分が主枝や側枝にストレートに行ってしまう
・土の中の肥料が多い → いつものくせ
土の中の肥料については今年もいつものくせで多かったような気がするので、脇芽をとるタイミングを考えながらやってみようと思う次第。つまり、脇芽に栄養分を分散させようということです。
2本仕立てなので主枝と側枝でYの字を描く樹形になっていますが、いつもなら即座にとっていた脇芽を今年は残しています。ただし、伸びすぎるのを防ぐために葉を2枚だけ残してその先は切除しています。これで、脇芽方向に流れた栄養分は脇芽本体と葉2枚だけに使われます。その上の脇芽やさらにその上の脇芽もとらずに残していますが、全体の勢いをよく観察しながらとるタイミングを探っていこうという思惑。全体の勢いが弱くなったら脇芽をとって主枝や側枝に栄養分が行くようにしますが、いいかんじの勢いならこのまま脇芽にも栄養分を消費し続けてもらいます。
第一花房の最初の花の着果には成功しているので、栄養分は花房のほうにも積極的に行くようになるでしょう。
毎年見ているベランダの黄色い星。人間が育てておいしい実ができ、おいしい実をまた食べたいと思い、また次の年も育てていくことを繰り返すので、この植物の種族はある意味人間に守られながらこの地球上に存在できているわけです。欲深い人間がただ利用されているだけなのかもしれませんが。
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