2023年10月06日
エンマコオロギに産卵床設置
交尾はまだ確認されていませんが、左側に産卵床を2個設置しました。
材料は、ふるいがけしたピートモスとふるいがけした黒土を7:3で混ぜ、手でギュッとしぼって水がわずかに滴り落ちるくらいに水分を含ませました。
マットの飛び散りを防ぐために鉢底網をかぶせたり砂を混ぜたりする方法もありますが、今回はどちらも不採用。
さっそくメス個体が偵察に来てました。この個体は左の翅が少し欠けているのが目印で、全12匹の中で最も体が大きくてメス個体の中では最も腹部が膨らんでいます。
メスは産卵床に来ると、マットを口に含んだり掘ったりして水分量や深さを確認します。この時にマットが飛び散ったりするので、砂や鉢底網で防いだりすることがあります。ただ、鉢底網を設置するとメス個体がマットの水分量を確認できなくなるので、そこが問題なわけです。
産卵床の側面に鉢底網を置いて登れるようにしています。今回は産卵床で飼育ケース内の端を通行止めにしたわけですが、端まで鉢底網を伸ばすとどの個体も登ってしまい、産卵床が日常的な通路になってしまいます。そうなるとメス個体も落ち着いて産卵できないばかりか、マットの汚れも増してしまいます。そんなわけで、鉢底網は端まで伸ばしませんでした。
産卵床を設置してからしばらく観察していましたが、この行き止まりに来た個体はしばらく登ろうとがんばりますが、やがてあきらめてUターンしていきます。産気づいたメス個体は湿ったマットの匂いも敏感に感じ、ネットを登っていくと思います。
今回飼育しているエンマコオロギは個体同士が通常よりもおとなしく、出会い頭で会っても立ち止まって前脚で相手の頭を撫でたりしていますw
オス同士も噛み合うほどの激しいけんかは無く、鳴き合いで負けた方は素直に立ち去っている状態。
エンマコオロギ飼育は何度かやっていますが、今回のような状況は初めてで少し不思議に思ってます。
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