
ライラックの木の下で5mmくらいのフンを発見。大きめの幼虫がいそうなので探してみたら・・・

出た!シモフリスズメの幼虫です。体長は4cmぐらい。まだそれほど大きくない幼虫です。
前にサザナミスズメの幼虫を同じライラックの木で発見していましたが、いつの間にか姿を消しました。今回の幼虫は、その時の幼虫よりも小さい別個体です。

スズメガの幼虫は、なんでこんなにかわいいんでしょうw

モジモジしていますw

それにしてもいつも思うのですが、発見する時はみんな大きくなった幼虫です。逆に言うと、それまで発見できてなかったということです。
庭は虫撮りの現場でもあるのでけっこうくまなく見ていますが、それでもここまで大きくなる前の幼虫は一度も発見できていません。
それだけ擬態がうまいとも言えるわけですが、確かに体の色や斜めに入った線は裏側から見た葉にそっくりで、普通に見ると同化してしまいます。モジモジポーズのときは上半身を浮かせるので輪郭でやや目立つようになりますが、上半身を浮かせていない姿勢では葉と完全に同化してしまいます。
生命体としては不自然にも思える斜めの線ですが、こうしてみると食草に合わせたものであったことに気づくわけで、まさに進化とはすごいものだなと思う次第。
彼らは葉遁の技もさる事ながら、猛烈な成長速度で天敵に見つかる前に成長を
全うさせてしまうという技も併せ持っているようですね.
大型芋虫ならではの成長戦略といった所でしょうか.
ちなみに、シモフリ君もサザナミ君も、蛹化の為木を離れるのは深夜なので
観察のハードルは少々高めです^^;
今回は入念に調べましたw
深夜なんですか! 前に一夜明けたら幼虫が一斉に姿を消したことがあるのですが、まさにそれだったんですねー。
捕獲して観察するほどでもないので、このままライラックの葉を提供したいと思います(^O^)