2020年11月19日
ナミアゲハまとめ~サナギ保護組
4匹のサナギを移動させなければならない状況であることを前に書きましたが、羽化キットを制作して移動させた次第。
各部の角度や高さなどは昆虫工学に基づいていますw
火であぶって反らせた竹ひごを軸にして、天網を反らせています。反らせる理由は特にないですが、翅を伸ばす時に好きな角度のところで伸ばせるように選択肢をあげた次第。
サナギは、糸のじゅうたんごと全面をはがし、そのまま割り箸に貼りつけました。体を支える糸もそのままです。
こっちもそのまま。
個体区分は画像の通り。息を吹きかけると4匹ともピコンピコン動きます。
割り箸についている黒い点々の汚れは、糸のじゅうたんをはがす際にいっしょにはがれた樹皮の一部。「3」はコンクリートブロックからはがしたので黒い点々がありません。
上に見えるつかまり棒はアイスの棒なのですが、表面をやすりでこすってざらざらに加工済み。このつかまり棒の設置高さは、それぞれのサナギの高さに合わせています。
羽化飼育ケースに収納。蛾のサナギと同居です。
ふたについている4匹のサナギとも同居。
これでようやくナミアゲハについてのあれこれは終わり。あとは来年の羽化を待つだけです。
私は吹き流しで羽化させますが、落ちたらそのままです。
もしも、もしもハチが出たらその写真もお願いします。
夏に羽化する寄生蛹は目立つところに蛹化することが多いような印象です。目立つところの蛹はほとんど寄生されている。が正確なのかも。
目立つところとは、飛び出た枝の先端などです。
オレは寄生されたから、仲間のためにハチもろとも鳥にでも食われた方がいい。と思ってるんじゃないかというのは私の妄想です。
正直、自然の摂理で何匹かはすでに寄生されているはずです。その時は寄生バチの幼虫がポロリと出てくるはずなので、その幼虫の蛹化~羽化までを観察する予定。もちろんブログにも載せます。
羽化はどんな虫でもめでたいことですので(^O^)
ちなみに、甘夏の木についたサナギ3匹は木の中心部付近にいました。しかし、数十匹いた幼虫の匂いなどから、寄生バチは必ず来ているはずです( ;∀;)