2020年10月25日
1.5cmのサナギを保護
ちょっとわかりにくいのですが、このサナギはマユの中に入った状態で菊の茎に貼りついていたようです。
しかし、マユの先が破れた状態になって地面に落ちていました。
もともとはマユの中に全身が入っていましたが、クネクネ暴れて半分出てきた状態なのが写真の状態。
結局マユから出てしまいました。マユはかなりの量の糸を使って作られており、布のような状態になっています。その表面には植物の枯れ葉のようなものがしっかりとくっついており、マユの初期形成時にこの枯れ葉のようなものを基材としてマユを作ったような感じ。
この状態で体長は1.5cmぐらい。小さな蛾のサナギと思われます。
背中は黒く、ざらざらしています。
とりあえず、また土に戻しても死んでしまうと思うので保護することにした次第。
スズメガらしきサナギ(左)と同居させました。
茎についていた状態だったサナギなので水分は不要かもしれませんが、害にはならないでしょう。
残ったマユを切り開いてみると、中には幼虫時代の皮がありました。
イモムシ型ではなく、毛虫型の幼虫だったようです。
ドクガ系だったらいやだなーw
虫達の気配が薄くなり、少々寂しい時期になってきました.
来シーズンが待ち遠しいです^^.
このサナギ、ナシケンモンと予想しました.
ナシケンモンということで調べてみたら、確かに幼虫の剛毛が同じですねー。サナギの部位の縦横比や質感も同じっぽいです。
こりゃほんとにナシケンモンかもしれません!
せっかく予想してくれたasahamaさんのためにも、大切に管理して必ず羽化まで持っていきたいと思う次第。
虫もすっかりいなくなり、見るのはワラジーぐらいです(;^ω^)