
レモンの木にいるナミアゲハの5齢幼虫ですが、葉が残り少なくなる前に隣の甘夏の木に移すことにしました。

甘夏の木に移った5齢幼虫。体長は4cm弱。移す時は慎重にゆっくりやったので、黄色くて臭い「臭角」も出させずに済みました。
外部から刺激を受けたときに威嚇のために出す臭角ですが、あれを出すために幼虫は結構な体力を使うらしく、あまり出させると弱ってしまうそうです。

レモンの木にいたもう1匹の幼虫は、すでに自分で隣の甘夏に移ってました。体長は3cmちょっと。黒い色素が目立ちます。

これは、最初から甘夏の木にいた個体。体長は3cmちょっと。この個体も黒い色素が目立ちます。

最初から甘夏の木にいたもう1匹の個体。体長は1cmで、成長の遅れがやや心配。
生き物には一定の割合で生命力の弱い個体がおり、その場合は是非に及ばずなわけです。

年内に羽化するのであればこの木の中でサナギになりますが、この時季の幼虫だと越冬サナギになって来年の初夏に羽化するものと思われます。その場合は、今までいた木を離れ、どこか遠くでサナギになります。
前に、オオモンシロチョウの幼虫が10mぐらい離れた場所で越冬サナギになったことをここで書きましたが、今回もこのパターンかもしれません。複数の例がありますが、いずれも南側の壁面で、雨や雪が当たらないひさしのようなものがある場所でした。
大好きなアゲハの幼虫の話につられて出てきました(^^)ゞ
今年は初夏に夏型を3匹育てて無事自然に還すことができたのですが、昨年は色々あり育てられなかったので感慨もひとしおでした。ほんと、幼虫も蛹も成虫もたまらなく愛おしいんですよね。
アゲハは、幼虫は園児が絵に描いたような色模様で、サナギはいかにもサナギって形してて、成虫は黒い筋で引き締まった色合いをしてて、本当に魅力的な昆虫ですねー。
ところで、生き物系のブログやSNSとかやってたら教えなさい(^Д^)