2020年08月21日
シモフリスズメようちう イタ――(゚∀゚)――!!
庭の小さいほうのライラックの木で、シモフリスズメの幼虫を発見。体長は3.5cmぐらい。去年は大きいほうのライラックの木で発見しましたが、今年は小さいほうの木での発見です。この木は、ここで卵を発見していた木と同じ木です。
さらに探すと、同じ3.5cmぐらいの幼虫をもう一匹発見。
まだいるかと探したら、今度は2.5cmぐらいの幼虫を発見。
さらに同じ2.5cmぐらいの幼虫をもう一匹発見。
黒くなっている卵も5~6個発見しましたが、小さな穴が開いていました。この卵は寄生されていたようです。
今回の件を整理すると、3.5cmぐらいの幼虫が2匹、2.5cmぐらいの幼虫が2匹、合計4匹の幼虫を発見した次第。
それと、先日孵化して木に戻した幼虫を入れると5匹になります。
体長が違うグループが3つあるということは、孵化の時期が3つとも違うということ。産卵時期も違うということです。
同じ親が3回に分けて産卵したか、親個体が違うということになります。
これらの幼虫は今の状態のままにしておきます。小さな木に5匹ということで食べる葉っぱの数がやや心配ですが、自然界には寄生や捕食などの事象がつきものなので、淘汰されていくと思います。
去年、初めてライラックにシモフリスズメが来ました。そこで孵化した幼虫は終齢まで成長し、恐らく今年の初夏に羽化したと思われます。
その羽化した成虫が、もしかしたら故郷で産卵したのかもしれないなと思っています。2年連続の発見には因果を感じます。
今年は小さいほうのライラックの木での発見でしたが、なぜ生まれ故郷の古巣である大きいほうに産卵しなかったかについては、大きいほうの木は今年は大胆な支柱を立てて枝もかなり剪定して樹形もすっかり変わりました。シモフリスズメの親からすれば、支柱の木の油や針金の金属の匂いがプンプンしているはずであり、古巣がリフォームされて気味悪がったのかもしれませんw
それで周囲を探したら、やや小さめの手付かずのライラックがあったので、そこを産卵場所にしようと思ったのかも。
さらに妄想すると、産卵した親は、幼虫時代に人間からの保護を直接的にも間接的にも感じていたとすれば、人間に守られながらも天敵のひとつである鳥などの接近まで防ぐことができるということを考え、ツバメが人家に巣を作るようにさらに人間に近づこうとするかもしれません。
実際、今回の小さいほうのライラックの木があるところ、人間との実測距離や遭遇率が大きいほうと比べて倍以上であり、これはありよりのありだと思ったのであります。
そうと決まれば、産卵した親、つまりは去年保護観察した幼虫の気持ちを裏切るわけにはいかなく、大切にそして自由に保護しながら見守っていきたいと思う次第。
ぼくは、君のお母さんを知っているかもしれない。
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