2022年10月27日

オオカマキリの人工餌の考察

オオカマキリは肉食昆虫なので、自然界では主に昆虫を捕食しています。飼育環境での食料提供手段としては、だいたい次の3つになると思います。
1.自然界から昆虫を捕獲してあげる
2.生餌としての昆虫を養殖してあげる
3.人工餌(代替餌)をあげる

1.は昆虫の捕獲を飼い主が一生懸命やらなければなりません。また、寒くなってくると昆虫の姿も消えます。
ここらの地域ではすでにトンボは姿を消しているので、秋の花に集まるハナアブを捕獲してあげています。
2.は以前ヨーロッパイエコオロギを飼育して生餌としてあげたことはありますが、今は行っていません。
3.は前にここで書いた通り、マグロ・鶏ササミ肉・かまぼこ・乾燥小魚・乾燥エビなどを用意してあげています。

人工餌については、乾燥エビを好みますがマグロも同じくらい好みます。他のものはあまり食べません。前に飼ったオオカマキリはなんでも好き嫌いなく食べたのですが、今飼育中の個体は人工餌の中では乾燥エビとマグロしか食べません。
嗜好の個体差もあると思いますが、今の個体はまだ野生をかなり残していて一定の警戒も常にしています。
そのため、生餌をケース内に入れるとすぐに飛びついて確実に捕えて食べます。


オオカマキリの人工餌の考察

これは乾燥エビを食べているオオカマキリ。


オオカマキリの人工餌の考察

乾燥エビは水で柔らかくしてからあげています。


オオカマキリの人工餌の考察

すごくよく食べますが、頭部は必ず残します。残すというよりは中身だけ食べて殻は食べないといった状況。


オオカマキリの人工餌の考察

これも残した部分になりますが、同様に中身は食べており殻を捨てた状況。
生餌の昆虫の場合は殻(外骨格)もかみ砕いて普通に食べるのに乾燥エビの場合になぜ残すのか初めは不思議に思っていましたが、恐らく食感の違いだと思います。
生餌の昆虫の外骨格はパリパリしていますが、水に浸した乾燥エビの殻は一定の弾力性を保っており、ゴムのような布のような剛性があります。なので、カマキリも何回か噛んで噛み切れなくて中身だけ食べて捨ててしまっているのかもしれません。
こんな感じなので実際に食べる量は見た目よりも少ないはずであり、乾燥エビをあげるときの量は4匹ぐらいにしています。

マグロも乾燥エビと同様によく食べますが、大きく違うところは食いつく前の反応。乾燥エビを目の前に提示すると生餌を提示された時と同じようにビクッとにらみ、カマを引っ込めて捕獲態勢に入ります。マグロではこの反応はありません。
この違いについて考えられるのは、においもあると思いますがそれよりも黒い2点の目玉です。オオカマキリはこの目玉に反応しているような気がします。また、全体の容姿も関係があるような気がします。
乾燥エビはにおいや容姿が昆虫と似ており、そこに生命体としての黒い2点が決め手になっているのかもしれません。


オオカマキリの人工餌の考察

もっと距離を縮めたいので、時々人間界のテレビを見せています。カマキリもじっと見ていますw
posted by ぁぃ♂ at 21:51| 岩手 | Comment(2) | オオカマキリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月27日

シャクトリムシいた

シャクトリムシいた

木の枝に擬態するシャクトリムシですが、そこは葉の上です。


シャクトリムシいた

逆に目立っていますw


シャクトリムシいた

あきらめて歩き出しました。Ωです。


シャクトリムシいた

『バレちゃった・・・』
posted by ぁぃ♂ at 18:21| 岩手 ☀| Comment(2) | 気まぐれ写真館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月27日

オオトビサシガメの日光浴

オオトビサシガメの日光浴

寒くなると昆虫はみんな日光浴をしたがるので、目立つ場所に出てきて発見されやすくなります。


オオトビサシガメの日光浴

オオトビサシガメも切り株の上で日光浴をしていました。


オオトビサシガメの日光浴

冬が来る前に成虫で越冬します。


オオトビサシガメの日光浴

下向きに畳まれているのが口。昆虫の体液を吸います。
posted by ぁぃ♂ at 12:14| 岩手 ☀| Comment(0) | 気まぐれ写真館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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