2022年10月01日
ベニスズメ幼虫の代替食を検討
幼虫時代の目的は体を大きくすることなので、腸に眼と脚がついたような体つきをしています。今管理中のベニスズメの幼虫も体調が8cmほどになり、ものすごい食欲です。
この食欲のペースだと今まであげていた食草のホウセンカの葉っぱが足りなくなる恐れがあり、代替食をいろいろ実験した次第。
代替食は、手軽に大量に手に入り続けられるものを検討。いわゆる持続可能ななんとかかんとかというものですな。
幼虫の食べ始めのしぐさとしては、最初に数回かじって味をみるようです。おいしくないときは少し歩いてまた数回かじって味をみます。これは同じ葉でも同様に行います。おいしければそこで食べ続けますが、おいしくなければ移動とかじるのを繰り返します。
まずは、別の食草でもあるクローバーですが、期待してはいましたが食べませんでした。他に試した葉は以下の通り。
・マルバアサガオ:食べない
・イチゴ:食べない
・キャベツの外葉:食べた!
さらにキャベツの外葉の中で緑色の濃い部分と薄い部分を比較しましたが、濃い部分のほうを好んで食べました。
本記事の写真はキャベツを食べているものです。
とりあえずこれでひと安心。キャベツの外葉なら、スーパーのキャベツ売り場に設置してあるごみ箱の中からタダで手に入ります。万一外葉が無い場合は、4分の1カットを40円ぐらいで買えます。余れば人間が食べます。
このまま飼育管理がうまくいけば、このあとサナギになってサナギの状態で越冬するはずです。羽化は来年の初夏あたり。
自然界では土に潜ってサナギになりますが、飼育下では特に土を用意しなくても飼育ケースの底でサナギになります。残った野菜やキッチンペーパーなどがあれば、それを利用してかんたんな部屋を作ることもあります。
あとは例のごとく寄生バエに寄生されていないかなのですが、こればかりは神に祈るしかありません。来年の初夏にはピンク色のきれいなベニスズメの成虫を見たいものです。
なんだか忙しくなってきました (;^ω^)