今回はグロ画像になるので当該画像にはモザイクをかけますが、画像をクリックするとモザイク無しの画像が現れるので注意。

前にツマグロヒョウモンのサナギのことを書きましたが、そのサナギから寄生バエの幼虫が出てきました。

右に見えるのが出てきた寄生バエの幼虫、左はサナギから漏れた体液。

寄生バエの幼虫はウジ虫型なので、とがったほうが頭です。お尻のほうには気門があります。

これは以前に撮った寄生バエの幼虫。右端の2つの黒い丸が気門です。

気門はこのサナギの3か所で確認でき、AとCではすでにサナギの表面が破られて体液とともに幼虫がうごめいています。Bはサナギの表面がまだ破られておらず、虹色に光る膜の内部に透けて見えている状態。
すでに出てきた幼虫のほかに、少なくてもまだ3匹の幼虫がサナギの中にいることになります。

Cでは、中の幼虫がかなり動いています。呼吸をしているのでしょうか。

いずれにしろ、このサナギはもう羽化することはないのでふたの裏から切り離しました。
きれいなツマグロヒョウモンの成虫を見ることができなくなったことは残念ですが、このようにしてバランスをとっているのが自然なんだということですな。