
ふと地面を見ると、石の隙間から2~3mmぐらいの小さなアリが大量にせわしなく歩き回っていました。翅のある大きなアリも出てきています。これは結婚飛行が今まさに行われている最中です。

アリの種類はわかりませんが、こんなアリ。

巣穴から出てきた新女王アリは、我れ先にと巣穴のまわりの草の高いところに登っていきます。そして先まで登ると、小さな羽音とともに飛び去って行きました。

時刻は18時頃。気象的には、気温24℃、湿度90%、風速1m/sの晴れた日でした。

このあと空中で交尾し、再び地上に降りて翅を自ら切り落とし、土に穴を掘って産卵し、新しい働きアリが立派に育つまで自ら育児をします。
育児中に幼虫に与えるえさは、自らの筋肉を溶かして作り出されたミルク。

まわりには当たり前のようにクモが巣を張っており、当たり前のように今日も食物連鎖が見られます。