2022年05月16日
トラフシジミの擬態
おお!トラフシジミが庭に来てた!例のごとく尾状突起をグニョグニョこすり合わせて動かしています。
尾状突起とは、翅の末端に付いている先が白い細いもの。
この尾状突起がくっついたり離れたりクロスさせたり絶え間なく動き続けます。
写真には写っていませんが、尾状突起の付近には眼を擬した模様があり、「ここが顔だよー」と擬態しているわけです。食う食われるの敵である鳥などは、虫を食べる時はだいたい頭から飲み込みます。なので、頭を最初に襲うわけです。
頭を襲われれば助かる確率は限りなくゼロですが、もしそこが頭でなかった場合はもがけば逃げることができるかもしれません。
そんなこんなで、頭ではないところを頭に見せて擬態するわけです。尾状突起をグニョグニョ動かすのも、触角に見せているのかもしれません。