2021年11月08日
カエデの葉にヒメバチ2種
カエデの葉にヒメバチが来てました。ヒラタアブヤドリヒメバチだと思います。
カエデの葉には甘い汁が付着しているので、それを舐めにいろんなハチがやってきます。
別のヒメバチも来てました。これはよく見るヒメバチです。マツムラトガリヒメバチではないかと思います。
触角の真ん中が白くなっているヒメバチなのでわかりやすいですが、これにも似た種類がいるので断定はむずかしいところ。
ナナホシテントウもいました。
・・・ということはアブラムシもいそうです。
やはり、葉の裏にいました。今年羽化したナナホシテントウが冬眠前に蓄える貴重な栄養源です。
このカエデの木に隣接しているのがビックリグミの木なのですが、その葉の裏にもいました。
ビックリグミの葉はカエデの木に覆いかぶさるように伸びており、もしかしたらアブラムシの甘露がカエデの葉の上にこぼれ落ち、それが舐められているのかもしれません。
アブラムシは人間にとっては迷惑な存在ですが、もしここに殺虫剤を撒けばこれら3種以上の昆虫の食べ物が無くなるばかりでなく、3種の昆虫自身も殺してしまうかもしれません。だから殺虫剤は使うなということではなく、小梅の木などがどうしようもないほどアブラムシで覆われつくされていたときは、ごく弱い殺虫剤を使ったことがあります。
要は、日々の観察でアブラムシの発生を知り、その増える勢いもよく観察しておいて、さほど勢いがない場合はナナホシテントウやヒラタアブの幼虫にまかせます。増える勢いが異常に急速で捕食者がまったくいない場合や日々の観察を怠って増えてしまっていた場合は、やむなく殺虫剤を使うかんじ。
ちなみに、使っている殺虫剤は本当に効き目が弱くてアブラムシに吹き付けても即死はしなく、ゆっくり弱っていって半日くらいしてようやく死んでいるレベルのもの。それならば牛乳でも塗っておけばいいような気もしますが、あれは臭くなるので使いませんw