2021年05月17日
野原風花壇のサナギが羽化
野原風花壇のマサキの木でサナギになっていた個体が、いつのまにか羽化していました。
隔離していない外の環境なので、羽化した個体は見ることはできません。
自力でここまで歩き、風当たりは強めですが日当たりのよい絶好の場所で蛹化した個体。そして幾度もの強風に耐えて羽化を成功させました。
知能、判断、生命力が優れた個体がこうして成虫となり、強くてたくましい子孫を残していくのだと思います。
雪かきの雪が当たらないようにテープで目印をつけていましたが、この個体の観察も終わりです。
おめでとう、ナミアゲハ。あなたが張った強靭な糸は、冬の強風に打ち勝ちました。
2021年05月17日
ミノムシの羽化のあと
ミノムシを見つけたのですが、先端が糸でしっかりと固定されています。ミノムシは枝を歩いて移動しながら生きる虫なので、本来はここを固定しません。
かなり丈夫に接着されており、これは羽化する時にする技です。
最下部の先端は、糸で作られた筒状のものが伸びており、ここから羽化します。
正確には、ここからサナギが出てきてそのサナギがこの先端にくっついた状態で羽化が始まります。サナギの抜け殻がここにくっついていたはずですが、風で飛ばされたようでありませんでした。
去年の秋に庭でミノムシを見つけたのですが、もしかしたらその個体かもしれません。