2021年05月12日
寄生バチ「アオムシコバチ」を確認
ナミアゲハのサナギに穴が開いているのを先日発見しましたが、羽化ケースの中で小さな黒い点を発見。アゲハのサナギに寄生するアオムシコバチです。
ケース内を見ると10匹ぐらいいたので捕獲したら、11匹いました。
半日経過後、ケース内で12匹を捕獲。計23匹いました。
左が、先日発見していた2個の穴。その反対側を確認したら、さらに1個の穴が開いていました。他のサナギも全数くまなく確認したのですが、穴は見つかりませんでした。
アオムシコバチの羽化はこれで終わりとは断言できず、他のサナギも含めてさらに穴をあけて羽化してくるかもしれません。
かわいそうとか残念とか感情移入したくなる事象ですが、これは自然の法則であって善も悪も無いことなので、アオムシコバチを憎むのは人間のエゴなのであります。
このサナギはもう羽化することはありませんが、ひとつの命が別の生き物に伝承したわけであり、こうして様々な生き物が生きています。誰かが誰かの個体数を減らし、それが相互に行われて全体のバランスがとれているわけです。人間ごときが脊髄反射すべきことではないのであります。
2021年05月12日
蛾のサナギが羽化
去年の秋にひょんなことから保護した蛾のサナギが羽化しました。
サナギの正体は、ナシケンモンという蛾でした。
保護当時、asahama さんがコメント欄で「このサナギ、ナシケンモンと予想しました」と教えてくれたので冬の間全力で管理して羽化させましたが、本当にナシケンモンでした!
いやはや、asahama さん恐るべしw お見事な次第(^O^)
手に乗せて野原風花壇に移動させましたが、とにかく元気で手の上を歩きっぱなし。人懐っこい蛾です。
そんなわけで移動。一度葉に移してもまた手に戻ってくる落ち着きの無さw そんなことを何度か繰り返して、ようやく落ち着きました。
地球の規模からすれば微塵にも及びませんが、無くなる運命だった1匹の蛾の命がよみがえった次第。よかったよかった(^O^)
例のごとく、哀愁の抜け殻。設計図通り亀裂が入っています。さすがは昆虫。
2021年05月12日
ニシキギの花が開花
2021年05月12日
またナミアゲハが2匹同時に羽化
昨日サナギの色が変わっていた2匹が無事に羽化しました。
1匹ずつ指に乗せて、野原風花壇に移動。
指に乗せるのは、人間の臭いを知らせるためでもあります。幼虫時代にそばで見守ったり冬の間ずっと面倒見たのはぼくですよーというメッセージですw
2匹を移動。ここで外の匂い、風、太陽光を認知させます。
ナミアゲハは大きな蝶なので、各部のつくりがダイナミックです。
ぁぃさんのことを憶えておくんだよー(^O^)
2匹のサナギの抜け殻。いつもながら哀愁が漂う次第。
ふたの裏の4匹のうち3匹が羽化しました。残るはこの1匹。色が変わってきているので、数日後に羽化しそうです。
棒組のうちの1匹の色が変わっています。緑色のサナギだと変色がはっきりわかりますが、褐色のサナギは白黒のコントラストが確認できるかどうかが目安です。この個体は明日か明後日には羽化しそうです。
他に、蛾も羽化したことや寄生バチを確認できたことなど、追って別記事で書く所存。