
羽化ケースの中を見たら、成虫の姿がありました。

昨日羽化しそうになっていたサナギが無事に羽化したようです。

このミニミニ飼育ケースは、庭にころがっていたサナギを入れていたもの。発見時のサナギにはダメージがありましたが、念のため保護していました。羽化は9割9分無理だと思っていたので未公開にしていましたが、奇跡の羽化です。

正直、生きていたとはっ!という驚き。昨日までサナギの変色もありませんでした。

野原風花壇に放虫。ここでゆっくり休んでもらって、飛び立ちたい時に飛び立たせます。

いやはや、めでたい。あの時拾っておいてよかった次第。

両前脚のスネのところに突起が見えますが、これは葉状片と呼ばれるもの。触角を掃除する時に使われるようです。

大切に育てているウチの甘夏の葉を食うだけ食った愛らしき悪者w

そのかわり、翅に甘夏の実が実ったようです。

一方、こちらは羽化ケースで羽化したほうの個体。そっと指に乗せて野原風花壇に移動させました。指の指紋やしわも立派な個人情報なのでぼかしていますw

不意打ちの2匹同時羽化。上が羽化ケース個体、下がミニミニ飼育ケース個体。

幸せは案外身近なところにあるものかもしれません。

羽化ケース個体。立派になったなあ。

羽化ケース個体の抜け殻。きれいに羽化しています。

こっちは、ミニミニ飼育ケース個体の抜け殻。

きれいに亀裂が入っています。

ふたの裏を見てみると、さらなる羽化の兆しがありました。「上」と「下」のサナギです。

これも明日か明後日には羽化しそうです。
羽化はサナギから出てくる瞬間もハイリスクな時なので、この最後の難関を超えて初めて羽化成功なわけです。
脱皮や蛹化など数々の難関を乗り越えてきたナミアゲハ、ようやく最後の難関です。ここを無事に乗り越えられるよう、ぁぃさんは「焦らず慎重にな」とテレパを送りながら神に祈るのであります。
posted by ぁぃ♂ at 19:34| 岩手 ☁|
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ナミアゲハ
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