2021年04月03日
ナミアゲハ越冬サナギのようす
大型飼育ケースの中で越冬中のナミアゲハのサナギ。ふたについている4個体のうちの2個体。特に変化はありません。
もう2個体。こっちも変化はありません。
割り箸組の6個体。奥の1個体が何だか変です。
この色の変化は羽化前に見られる黒ずみではありません。頭部付近も異様に白くなっています。
小梅の木の下で偶然見つけて保護したサナギなのですが、落下したショックなどが何らかの悪い影響を及ぼしていたのかもしれません。
とりあえず、このまま様子を見ます。
蛾のほうのサナギは特に変化はありません。
2021年04月03日
ミチタネツケバナも咲く
2021年04月03日
2021年04月02日
今年もツツジの昆虫ホイホイ
今年も「昆虫ホイホイ」の季節がやってまいりました。
紫八重というツツジは、膨らんだ花芽の表面に ”とりもち” 状の粘液を分泌するのであります。この粘液の粘度が絶妙で、触っても濡れるということはないのですが、髪の毛1本でも触れると強力にくっつきます。なので、昆虫の脚などは触れるとかんたんにくっついてしまいます。
今年の第一号はハネカクシでした。
一度くっついたらもう離れません。毎年の事なので何度か脱出させてあげようと試みたこともありますが、脚がとれてしまいます。うまく脚がとれるようなことが無いように剥がしても、脚にまとわりついた粘液までは剥がせません。つまり、いずれにせよ死を待つ状態なわけです。
キラリと光っているのが粘液。花が咲き始めると粘液部はがくといっしょにめくれてしまいますが、それまでの約1か月間は昆虫ホイホイの状態が続き、毎年数十匹が犠牲になります。
粘液を分泌した花芽は1本1本そびえたつように出てきているので、昆虫にとってはちょうどいい休み場所。ついつい止まってしまったもう最後。恐ろしいです。
何のために粘液を分泌するかはもちろん花芽を食べる昆虫から防御するためだと思いますが、結果的に対象が無差別になるので少々過剰防衛のような気もしますが、これも自然です。