2020年11月14日
ナミアゲハまとめ~幼虫保護組
ナミアゲハの状況のまとめ。これまでにやむなく保護した幼虫は4匹ですが、大型飼育ケースの中ですべてサナギになりました。
飼育ケースのふたの裏側でサナギになっています。設置状態ではふたは垂直ではなく、覆いかぶさるような角度なのでその角度を好んだと思われます。つるつる面なので定説通り緑色のサナギになりました。個体識別のため、番号をふっています。
1と2はシャッターの垂直面でサナギになろうとしていた個体。シャッター開閉が不可能になるので保護。
3はポストの投入口付近でサナギになろうとしていた個体。郵便屋さんが怖がるかもしれないので保護。
4は甘夏の鉢の縁を半日以上ぐるぐる回っていた個体。体力の消耗が心配なので保護。
飼育ケースは例のごとく車庫の中に設置。車庫の中は最も寒い真冬の時季で2~3℃ぐらい。外が氷点下10℃ぐらいでも中は氷点下になりません。
羽化は来年の晩春から初夏あたりになると思われますが、羽化の時期は有効積算温度が関係します。
純粋な空気の温度で考えれば車庫の中だと自然界より早く有効積算温度に達しそうですが、自然界にある直射日光が車庫の中だと間接光になるので、逆に遅くなる可能性もあります。
また、幼虫時代に寄生されているかもしれないことは否定できないので、羽化できない個体も出てくるかもしれません。そのあたりはよくあることなので、命の伝承としての現場を観察したいと思う次第。
ちなみに、前に保護した蛾のサナギと同居ですw
2020年11月14日
静かになった甘夏の木
ナミアゲハのカテゴリーでも書いてきたように、今年はナミアゲハの産卵が第一波第二波第三波とあり、30匹ぐらいの幼虫がもりもり葉を食べて巣立っていきました。
幼虫がいる間は枝の剪定もトゲの切り落としもできなかったので、樹形が大変なことになっています。
それでも右の木だけはトゲの切り落としは進めていたので、右はトゲ無し、左はトゲありになっている次第。
そもそも甘夏は常緑樹です。冬でも濃い緑色の葉をたくさんつけたまま冬越しをしますが、今年は落葉樹のようになりました。
このあと、枝の剪定とトゲの切り落としをして液肥をあげて車庫の中に入れますが、枝についている3匹のサナギは保護ケースに移す予定。
ラベル:甘夏
2020年11月13日
毎年恒例、車庫にハサミムシ
毎年そうなのですが、冬が近くなって寒くなると車庫の中でハサミムシによく会います。恐らく、外から車庫の中に入ってきたばかりの個体だと思います。
要するに冬越しする場所を車庫の中に決めた個体なわけで、こういう場合は見て見ぬふりで車庫を提供している次第。
車庫の中は真冬でも氷点下にまでは下がらないので、冬越し中の体にも強いストレスがかからなくて程よい環境だと思います。
ラベル:ハサミムシ
2020年11月11日
2020年11月10日
ベランダ菜園実況
小カブはここで書いたとおり収穫済み。8個を収穫してみそ汁の具にした次第。
九条太ネギ(右)とサンガイネギ(左)は、このまま冬を越します。
ミニトマトはとっくに終わっていますが、こぼれ種から発芽した芽が1本。
全然水やりをしていないのに、カラッカラの土で生存中。さすがは乾燥地帯原産の植物。
四季なりイチゴは、このまま冬を越します。下段3株は上段の親株の孫株。
親株は2年目になりますが、左端の親株の質が良く、花を咲かせて実をつけています。
下段の孫株3株のうち2株が、この質の良い親株からとった孫株です。
ひたすら丈夫な根を育成するために一度も収穫しなかったニラ。来年の初収穫を目指します。
今ある葉はやがて枯れ、春にまた芽を出してきます。
どうせ枯れる葉なので、ここで一度切ります。根元は3cmぐらい残しました。
また少し葉が伸びてくると思いますが、その葉もまた冬には枯れます。その後土寄せの意味で土を足し、その状態で冬を越します。
今年は変な年だったので野菜関係がだめでした。野菜作りは天候次第であることをつくづく感じた次第。
単に日光量や雨の量だけではなく、暑いときにきちんと暑くなりその前後は暖かくなければならないのに、今年は暖かい夏の前後が猛暑でした。野菜も病気になり、普段発生しない虫も発生しました。
来年は穏やかな年であってほしいと思います。毎年異常気象なので無理っぽいですが。
2020年11月09日
ヒメアオモンツノカメムシ参上
ヒメアオモンツノカメムシかアオモンツノカメムシか。今回はヒメにしておきます。
カメムシと言えばエゾアオカメムシばかりいるので、このテが現れるのはめずらしいです。冬眠場所でも探していたのかもしれません。
ラベル:ヒメアオモンツノカメムシ カメムシ
2020年11月08日
ナミアゲハの蛹化時の抜け殻を伸ばしてみた
2020年11月08日
史上最悪の小カブの収穫
前にも書きましたが、今年の小カブはベランダ菜園を初めて以来最悪のデキになりました。
うどんこ病で葉がやられ、キスジノミハムシで葉が穴だらけになり、しかも今日収穫してみたら根もキスジノミハムシの幼虫の食害が甚大でした。
まずは、うどんこ病でやられた葉を除去。収穫前にもこれとほぼ同量の葉を除去しているので、実際の除去量は写真の2倍以上です。
小カブの葉は大根の葉よりもはるかにおいしいので、この葉の味噌汁を食べるのを楽しみにしながら育てるわけです。
うどんこ病の葉。葉に白い粉が浮かび、葉脈には茶色い斑点が発生しています。
収穫した小カブ。うどんこ病になった葉を除去したので、葉の量が激減しました。
うどんこ病が発生していない若い葉は、キスジノミハムシの成虫の食害があります。これくらいなら食べますw
引っこ抜いてびっくりしたのですが、キスジノミハムシの幼虫の食害が甚大でした。こんなことは初めてです。
いわゆるハムシの幼虫なので表面をガリガリかじって食べるのですが、皮を厚めにむけば大丈夫なのでこれも食べますw
ただ、例年なら浅漬けにするのですが、今回は念のため熱を通しておきたいのでみそ汁の具にする予定。
余談ですが、今年はスーパーでカブが並ぶ頻度がなんとなく少なく、時々何かの食害が少しだけあるものも売られています。
やはり、今年はそういう年だったのかもしれません。
2020年11月08日
最後のナミアゲハ幼虫を緊急保護
昨日「最後のナミアゲハ幼虫の旅立ち」を書きましたが、一晩経過してまだ旅立っていませんでした。恐らく鉢の縁を何周も歩き回っていたと思われます。体力もかなり使ったでしょうし、体の中の細胞もいつまでも待ってはくれないでしょう。
そんなわけで、この幼虫を緊急保護することにした次第。緊急保護としては4匹目になりますが、いやはやまいった。
2020年11月07日
最後のナミアゲハ幼虫の旅立ち
3波の産卵を受け数十匹のナミアゲハの幼虫が育っていた甘夏の木ですが、本日最後の幼虫が育った木を降りてサナギになるために出発しようとしています。
来週からは最低気温が氷点下になる予報であり、冬が来る前に全員が旅立つことができてほっとした次第。
この幼虫たちはこれから極寒や寄生との戦いとなり、全員が成虫になれるとは限りません。しかし、それもまた自然。今まで同様、同じ割合で死に、同じ割合で寄生されるわけです。
自然の生態にはできるだけ手を入れたくないのですが、とりあえず食べ物は十分提供し、救援が必要な個体は救援しました。
サナギの引っ越しという最後の救援をこれから行いますが、それが終われば来年の初夏までただ待つのみ。羽化は8か月後です。
これはある日の幼虫の写真ですが、見納めになるので記念に掲載。
かわいかったなー(^O^)