2020年10月02日
吸蜜するイチモンジセセリ
菊の花にイチモンジセセリが来てました。飛翔能力の高い蝶です。
蜜を吸っていますな。
吸うと言っても人間のように息を吸い込めるわけはなく、実際はストロー(口吻)の隙間に沁みらせて汲み上げるのであります。
汲み上げる際にポンプがあるとかぜん動運動するとかの説がありますが、解明はされていないようです。
余談になりますが、昆虫の口はスズメバチやカマキリのように横方向に牙があってそれを動かす仕組みのものが多いですが、チョウの口吻はこの牙が別の形で進化したものと言われています。なので、口吻は2本が貼り合わさってできているのでありますな。
アゲハの羽化をじっくり観察したことのある方は、初めは分離している2本の口を1本に合わせようと一生懸命になっている様子を見たことがあるかもしれません。口吻を巻いたり伸ばしたりしながらスッと1本に合わせます。
そこの筒状花はまだ咲いていませんよーw
2020年10月02日
蛾を捕らえたハナグモ
前にここでハナアブを捕えきれなかったハナグモを書きましたが、小さな蛾は捕えることができたようです。
このハナグモ、花の隅っこで何日も何日も待ち構えていたのを知っていたので、今回の食事シーンにはほんと安心した次第。
食べる食べられるの事象なので、そこに善や悪はありません。命の伝承が行われただけの話なわけです。
2020年10月01日
ホースリールで蛹化か!?
昨日の時点で旅立ち前の終齢幼虫の数は2匹でしたが、今日見たら1匹しかいませんでした。さらに、前蛹になる前にする水っぽいフンが鉢についているのを発見。完全未消化でかなり新しいです。
これはまだ近くを歩いているはずだということで探してみたら・・・
ユスラウメの木の根元に置いてあるホースリールにいました。甘夏の木から3mほどの距離です。
ここから動こうとしません。じっとしています。
よく見たら、すでに足場になる糸を張っていました。ここでサナギになる決心なのでしょうか。
ホースリールはまだまだ頻繁に動かしますし、春先は毎日のようにホースの巻き取り振動があります。もしこのままここで前蛹になってサナギになったら、剥離落下などの事故が発生する確率が高いです。ちょっと様子をみます。
さらに新たな発見がありました。白い石の裏です。
サナギを発見。ナミアゲハのサナギです。風や雪を避けるには絶好の場所であり、観察もしやすい場所です。このサナギはこのまま羽化まで見守りたいと思う次第。
そこらでサナギになった個体がまだまだいるはずですが、かなり探しましたが見つかりません。それだけ安全な場所でサナギになったということで安心しているわけです。
■追記
翌日、どうなったか見に行ったところ、幼虫の姿はありませんでした。やはり、ホース巻き取りの振動が気になって移動したようです。
さて、どこに行ったかと探したところ・・・
いました。もといたところから水平距離30cm、移動距離60cmのところです。建物の基礎と外壁部材の境目の雨をしのげる位置になります。
この位置でサナギになるのなら大丈夫そうなので、このまま放置することにします。